登場する主な組織、人物、他社、用語等の説明

 順次、追記・更新していきます(ブログのみ読まれている方は情報が先行する部分があります)。ツイッターを途中から読まれている方は、状況理解の助けになりましたら幸いです。


■ 組織

『サービス開発本部』
 従来のウィルコムに欠けていた意識「徹底した顧客志向」を実現すべく新設された組織。端末・サービスの企画開発がミッション。しかし、社内の複雑な権力構造を象徴したツギハギ組織であったため、期待どおり機能せず迷走。やることなすこと失敗続き。設立当初の内部セクションは「サービス計画部」「ブランド&プロダクト(B&P)部」。その後「次世代事業推進室(次推室)」「データ通信企画室」「プロダクト開発部」「CRM部」が加わった。
『サービス計画部』
 スマートフォン端末、サービスアプリケーションの企画がミッション。スマートフォン業務はその後「データ通信企画室」が新設され分離。営業部門にあったモバイルコンテンツ業務が加わった。「アプリケーション担当」「コンテンツ担当」がある。
『データ通信企画室』
 スマートフォンの企画がミッション。「WILLCOM D4」「WILLCOM 03」「HYBRID W-ZERO3」など。
『プロダクト開発部』
 端末やデータ通信機器等の製品化プロセスを管理、バグの検証等がミッション。 
CRM部』
 カスタマ・リレーションシップ・マネジメント。顧客志向のさまざまなマーケティング分析・施策提案がミッション。
『ブランド&プロダクト(B&P)部』
 スマートフォン以外の端末企画、ブランディングがミッション。端末は「ハニービー」「WILLCOM9」「WILLCOM NS」など。ウィルコムのコーポレートブランド「もうひとつの未来」も。
『次世代事業推進室(次推室)』
 ナローバンドのPHSに代わる、会社の将来を担うワイヤレス・ブロードバンド「次世代PHS」事業の立上げ推進がミッション。BWAユビキタスカメラネットワーク研究会の面倒も見る。
『BWAユビキタスカメラネットワーク研究会(BWAUC、ブワウク)』
 産学連携研究会。ウィルコムの旗振りだが、複数企業が参加する中立組織。安心安全社会実現のため町中にカメラやセンサを置き、データを管理センタへ送るための無線に次世代PHSを使う構想。いきなり町中設置は難しいので、ひとまずPHS基地局にカメラを取り付けようというもの。会社化を目指しており、キクガワ社長の天下り先、という噂も。


■ 人物

ウィルコム
『キクガワ氏』……社長。2009年8月下旬退任。「三つの頭」の1人。経営財務畑出身。坊主頭(ハゲ?)。40代半ば。
『ツチハシ氏』……副社長。「三つの頭」の1人。営業部門のトップ。40代半ば。
『チカ氏』  ……副社長。「三つの頭」の1人。技術部門のトップ。40代半ば。
『クロサワ氏』……取締役兼サービス開発本部本部長。キクガワ氏のシンパ。技術開発畑出身。40代半ば。
『テラダ氏』 ……サービス開発本部副本部長兼サービス計画部部長。チカ氏のシンパ。後にツチハシ氏へ近づく。40代。アンチ次世代PHS派。信条「手離れよくやれ!」「あいつらは何もわかっちゃいない!」
『イシヤマ氏』……ブランド&プロダクト部(B&P部)部長。ツチハシ氏のシンパ。シニカルな一面も。デジタル機器好き。
『チジマ氏』 ……B&P部メンバ。「WILLCOM NS」の企画担当。
『シモム氏』 ……次世代事業推進室(次推室)室長。40才。技術系。新卒入社組。信条「情報隠ぺい」。苦手な言葉「顧客志向」「リーダーシップ」
『サロ氏』  ……次推室メンバ。シモム氏の補佐を担当。30代半ば。新卒入社組。独身。信条「おしゃべり(女性と)」「情報通」。諦めている言葉「やりがい」「志」
『タソモト氏』……次推室メンバ。NTTGからの出向。30代半ば。独身。帰国子女。信条「無害」。サロ氏と共に経営陣や上級管理職から指示された書類作りを担当。
『ヤシダ氏』 ……次推室メンバ。地域連携(国や自治体の補助金基地局を建てる)開拓を担当。40代半ば。転職組。仙台に家族を残し単身赴任。信条「東北ラブ」。行きつけ「新宿ゴールデン街
『ウミナガ氏』……次推室メンバ。技術マーケティング・イベント・PR業務を担当。40代半ば。転職組。信条「情報通」「行動派」。悩み「情報不足の人達から、あの人は変だ偏ってる、と思われがち」「時に自分も暴走気味なこと」
『ツヅキ氏』 ……次推室メンバ。ウミナガ氏の補佐。2008年度新人。30才。元プロテニスプレーヤー。帰国子女。後にアサバラ氏の補佐→サロ氏の補佐に。
『アサバラ氏』……次推室メンバ。ブワウクを担当。事務局長を名乗る。30代半ば。転職組。独身。趣味「京都ひとり旅」。悩み「コンプレックスが強いこと」「その反動でよく自分を見失うこと」
『タケミ氏』 ……次推室メンバ。アサバラ氏の補佐。2008年度新人。20代前半。次推室初の女性。大学卒業まで田舎育ち。後にサロ氏の補佐→ヒレバ氏の補佐に。
『マシタ氏』 ……次推室メンバ。サービス企画を担当。30代半ば。転職組。信条「やりがい」「反骨心」。悩み「青臭いと思われがち」。後にサービス計画部へ異動。その後、再び次推室へ異動。
『ゴリセ氏』 ……次推室メンバ(B&Pと兼務)。端末マーケティングを担当。30代半ば。転職組。行動指針「寄らば大樹の陰」。次推室からは徐々に遠ざかる。PHSモバイルルータ「どこでもWi-Fi」を企画。後にデータ通信企画室へ異動。
『ココムラ氏』……次推室メンバ。20代前半。新卒入社三年目。信条「何でもやる」。悩み「時に言葉づかいや態度が嘘くさいと思われがち」。サロ氏の補佐をやりながら、ブワウクを担当。
『サイジ氏』 ……次推室メンバ。業務運用整備を担当。30代半ば。CS(カスタマサポート)部出身。新卒入社組。幹部候補と噂される若きエース。2009年春に次推室を去る。
『タヌダ氏』 ……次推室メンバ。サイジ氏の補佐を担当。30代前半。システム部出身。新卒入社組。2009年春に次推室を去る。
ヒレバ氏』 ……次推室メンバ。MVNO・パートナー開拓を担当。40才。前職SIコンサル。転職組。
『ナガラ氏』 ……次推室メンバ。ヒレバ氏の補佐を担当。40代前半。法人営業部出身。新卒入社組。
『スミジ氏』 ……サービス計画部スマートフォン担当グループリーダー(GL)。後にデータ通信企画室室長に。
『ツミオ氏』 ……サービス計画部アプリケーション担当GL。後にサービス計画部担当部長に。
『オヒデ氏』 ……サービス計画部メンバ。後にツミオ氏の後任としてアプリケーション担当GLに。
『ヤツルギ氏』……キクガワ氏の前任の社長。
『クボタ氏』 ……キクガワ氏の後任の社長。
『トノシタ氏』……会長。
稲盛和夫氏』……創業者。最高名誉顧問。
『クバノ氏』 ……人事部長。


【その他】
『タナカ氏』 ……電王堂の社員。
『スズキ氏』 ……バキンゼ・ファーム社のコンサルタント
『クロマロ氏』……フリーのコンサルタント


■ 他社

『バキンゼファーム社』……世界有数の経営戦略コンサルティング会社。
『電王堂』……大手広告代理店。特命係長の只野仁がいるとも噂されるが、このツイートとは別の話…
『読経新聞社』……経済情報を得意とする大手の全国紙。
『ロキア社』……世界的な電気通信機器メーカー。携帯電話端末では世界最大のシェアを持つ。
『東立』……日本を代表する電機メーカーの1つ。漫画「島耕作」に出てくるが、このツイートとは別の話…
『フレビズ社』……フレビズ・ネットワーク社。データセンタの会社。「XING WORLD」(別名x-i)という仮想空間ビジネスを企画。ドコモのMVNOも検討している。
『産京新聞/産京デジタル社』……大手メディアコングロマリットの新聞事業。全国紙の中で新聞記事のデジタル化に最も実験的に試み注力している。
『毎朝新聞社』……全国紙の大手新聞社。フィクションの世界にたびたび登場する。ドラマでは「古畑任三郎」「白い巨塔」「不毛地帯」など。


■ 用語等

『MVNO』……非通信事業者が、通信事業者から回線を借り受け、独自の値決めやサービスで通信事業者の様なビジネスをする事業形態。2.5GHz帯域のBWA事業にはMVNOの実現が義務付けられていた。
『データ通信ARPU』……ユーザ1人あたりの月間のデータ通信利用料金のこと。
『イービットダー(EBITDA)』……財務指標の概念。減価償却その他償却前の利益を表すため、設備投資など巨額の先行投資を行う電気通信事業では、企業の長期的評価において、適切な指標とされた。エビータとも呼ばれる。大企業の不祥事事件以降、米国証券取引委員会(SEC)は、企業がEBITDAを公表する際は、会計基準に基づく指標を併記しなければならないと規定した。NTTドコモなどが現在公表しているEBITDAは、SECレギュレーションのものとは別物。
マネーロンダリング……不正取引で得た資金や企業の隠し資金を、金融機関との取引や口座間を移動させることによって資金の出所や流れを分からなくすること。資金洗浄
『アサーティブ』……相手のありのまま(権利)を侵害せずに、誠実・率直・対等な立場で、自分の気持や意見をわかりやすく伝えること。そのためのスキル。
『地域WiMAX』……UQWiMAXと技術は同じだが電波帯域が違うなど互換性なし。つまりユーザーから見れば同じ端末を使えないため別物。ブロードバンド有線のない地域で普及させようと国の旗振りで始まった。が、収益性の問題から手を挙げる事業者は乏しい。
ゴールデンラズベリー賞……毎年、最低の映画を選んで表彰するアメリカの賞。別名ラジー賞
『経営の原点12ヶ条』……1.事業の目的・意義を明確にする。2.具体的な目標を立てる。 3.強烈な願望を心に抱く。 4.誰にも負けない努力をする。5.売り上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える。 6.値決めは経営。7.経営は強い意志で決まる。8.燃える闘魂。 9.勇気をもって事にあたる。 10.常に創造的な仕事をする。11.思いやりの心で誠実に。 12.常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で経営する。
『テレメタ』……テレメタリングのこと。計測器などのメーターを読み取ったり、機器の遠隔メンテナンスを行うシステム。専用のPHS端末を接続することで、機器のデータ収集やメンテナンスのセンタ管理が可能。
マルチリンク……PHS回線を単純に束ね合わせ、速度を2倍、4倍、8倍、と増幅させる技術。アンテナ数や電力消費も倍になるのが課題。イメージとしては、ドラゴンボール界王拳みたいなもの、かな。